三休橋筋にあるインダストリアルビルヂング。
綿業会館を借りることが出来ます。
言わずもがなですが、大阪を代表する近代建築です。

昭和6年12月に竣工した綿業会館は、設計者・渡辺節、ヘッドドラフトマンとして村野藤吾が参加した、この名建築はシンプルな外観と装飾された内観が対照的です。

メインエントランスを入るとルネサンス調のホール。
3階の談話室は泰山タイルを使ったタペストリーが。
一階には装飾天井や透かし彫りのガラス窓で飾られた会員食堂、地階にはグリルが。
品格に溢れた空間は、訪れる人を取り込むどっしりとした空気感を漂わせています。

戦前はリットン調査団が訪れるなど、外交の舞台としても活躍し、
当時の最新の仕様により、戦禍も免れ、時間を重ねて来ました。

今も現役で業界のサロン機能を果たすこのビルでは、定期的に茶話会も開かれたり、同好会活動もしっかりと行われており、まさにインダストリアルビルヂングの本来の姿を今に伝える存在です。

そんな綿業会館を借りれるのです。
これは、またとないチャンスです。

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大阪の名建築が、丁寧に受け継ぎ、使う担い手を探しています。